多方向同時加振実験による連続高架橋全体系の


限界状態の解明と動的耐震照査法の確立


-Cooperative research program between Nagoya Institute of Technology and Tongji University-

----本研究プロジェクトは主に以下の助成を受けている-----
・科学研究費 基盤研究(A)(課題番号:23246084,2011~2014,研究代表者:後藤芳顯)
  「多方向同時加振実験による連続高架橋全体系の限界状態の解明と動的耐震照査法の確立」
・(社)日本鉄鋼連盟 「鋼構造研究・教育助成事業」による「重点テーマ研究助成」,(2012~2014,研究代表者:後藤芳顯)
  「想定を越える地震動が作用した場合の鋼橋の崩壊制御設計法の確立と進行性破壊の防止」

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Since 06/11, 2013.

【目的】
・多方向地震動下での橋脚が高架橋全体系の耐震性能に与える影響の検討
・連続高架橋全体系の終局挙動と進行性破壊挙動の解明
・橋梁の地震時終局挙動・崩壊挙動予測のためのシミュレーション手法の高度化の検証
・制震デバイス・免震デバイスの検証

【高架橋模型の加振実験の特徴】
・2径間連続高架橋模型の多方向地震動下での加振実験
・世界的にも過去最大級の連続高架橋の加振実験
・鋼製橋脚,CFT橋脚をもつ高架橋では過去最大

【概要】
 現行の鋼橋の耐震設計では橋軸および橋軸直角方向にそれぞれ独立に水平1方向の地震動成分のみを入力して照査を行っており,実状と大きくかけ離れているため「想定外」の事象が発生する可能性を否定できない.鋼橋の耐震性能をより確実に評価するには,実状に即したシナリオ型想定地震や測定地震動の3方向あるいは支配的な水平2方向の地震動成分を同時に入力して照査する手法を確立する必要がある.
 ここでは,マルチ振動台で2径間連続高架橋模型に対する水平2方向地震動成分の同時入力による加振実験を行うことで,桁,支承,橋脚の連成による構造システムとしての終局挙動や進行性破壊の特性を観察するとともに,実情に近い条件下での橋脚の安全照査法の検証やより精緻な構造システムのモデル化を検討する.

インフォメーション

2015/8/2

論文リストを更新

2014/2/11

英語版を追加

2014/1/25

基準橋脚の加振実験の様子を更新

2014/1/5

実験準備の様子を更新

2013/12/12

実験準備の様子を追加

2013/06/11

カウンター設置

2013/04/11

HP開設

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